雑誌「考える人」に

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「考える人」

この雑誌の「ここがぼくらのホームタウン」という連載に私たち家族を取り上げていただきました。

ごく普通の私たちの今を、ライター近藤雄生さんの言葉と写真家吉田亮人さんの眼がとても鮮やかであたたかい記事にして残してくださいました。

この本は、私たち家族の宝物です。

ご縁をくれたマサちゃん、そして近藤さん、吉田さんに心からの感謝です。

「考える人」は2002年から新潮社より刊行されている季刊誌で「シンプルな暮らし、自分の頭で考える力」を理念に、あらゆる分野の知識人、文化人、芸術家、音楽家の方々のエッセイや対話を特集しています。

私も10年ほど前に少し読んだ以来でしたが、取材をきっかけにバックナンバーをパラパラと読むとそこは知の泉というか、そのフィールドは広く深く、とても「考えさせられる」余韻が残る本です。あらゆる思考の入り口を開けてくれるような。

そして、、今号で惜しまれながらの最終号となってしまったことは、ネットでも話題になっています。

この雑誌に関わってこられた方々の雑誌「考える人」に対する熱い想いを読むとなぜ休刊なのか、この休刊が今の時代を物語る結果ならば、私たち人間の考える力はどこへ行くのか、、ふと懸念の想いがよぎります。

今回ライター近藤さんに、誰かの事を言葉にするための誠実な姿勢と眼差し、活字がもたらす影響力、そして言葉を読み取る想像力、まさにその考える力、多くの刺激を受けました。

「考える人」

これから愛読者になっていこうと思います。

2017.4.7