琵琶湖の恵み
2014 / 08 / 22カテゴリ:暮らし
雨降りのまま過ぎたお盆。
降ったり止んだりの中なのに、沢山の来客があった。家族、親戚、古くからの友人たち。
みんなみんな巻き込んで、琵琶湖の旬を楽しみ味わった数日間となった。
台風の影響で藻が打ち上げられ多少濁りはあるものの、ここマキノの琵琶湖は水もきれいで、浅瀬でも小鮎の群れ、ハス、イシンタコ、小エビやドジョウ、タナゴなど琵琶湖の魚に出会える。
そこで、、、
琵琶湖のもんはなんでも食べれるんや。という地元のご年配の方々のお言葉に従い、このお盆は来客たちと朝から晩まで釣りと投網で食糧調達の日々となった。
余計な殺生はいかん。これもご年配の方々のお言葉。投網漁では美味しい小鮎だけにターゲットを絞り、後は兼ねてから食べてみたかったブラックバスを狙う。
小鮎の天ぷらに塩焼き、山椒炊き、南蛮漬け、ブラックバスのフライ、蒲焼き丼、浜を散歩していたザリガニの姿焼き、、
どれも美味なこと!
小鮎はもちろん、始めて食べたブラックバスの淡白でふんわりとした身や、海老の味がするザリガニ、ひと口ごとに琵琶湖の恵みが身体に染み渡る。
しかし、、
ブラックバスは皮が臭いのでそれをはいで捌くので、家中魚臭く、改装途中だからといっても家の中なのに天井から投網が丁寧に広げて干してある有様。
漁師の家みたいだねー
魚が大好きな彼は、ニコニコそう言ってブラックバスを三枚おろしにする。まぁ、、いいのかな?
でも本当、美味しかった。
私たちも、この土地の暮らしの中でここで育まれた物を食べ、だんだん土地の一部になってゆく。
お盆の最中に行われた息子のお食い初めにも、小鮎の山椒炊きや地元野菜の炊いたんや果物、若狭の海の酢の物や刺身。そしてメインは琵琶湖のものではないけれど大きな鮎の炭火焼き。
小さな彼の身体と心が、海、山、湖、たくさんの命の恵みで大きく逞しく育まれていきますように。
2014年 8月22日 金