冬の琵琶湖

カテゴリ:暮らし

まだ幼い息子にとって、(大人の私たちにとっても)冬の琵琶湖のお楽しみといえば、3つ。

1つ。渡り鳥のユリカモメにパンくずをあげる事。

2つ。子持ちのとれたてワカサギの天ぷら。

3つ。雪遊び!!

先週末、待ちに待った大雪が降りました。それも一夜にしての銀世界。

目の前にはふかふかの布団のような雪、雪、雪。これが飛び込まずにおれようか!

ジャボーン!息子の掛け声で一緒に飛び込む。

身体がふんわり雪に包まれる。どうしてこんな冷たい雪なのに、温かいぬくもりを感じるのだろう。

このマキノの雪、この感触。あたたかい。

父方の祖父母が住むマキノに、幼いころは車で2時間ほどかけて週末ごとに連れてこられた気がする。

幼いころ自然と初めて対面したのがここマキノだった。自然がどうしようもなく恐ろしい事も、とてつもなく偉大で自由で楽しい事も。

田舎育ちの父は幼い私たち兄弟にあらゆることを教えてくれ、時に色々装置を作ってくれ、私にはこの世の全てを知っているように見えた。

そして今息子と、私が教えてもらった全てを一緒に楽しみたいと思う。

「楽しいなぁ、楽しいなぁ!」「うまいなぁ、うまいなぁ!」一緒に言うと、何倍にも膨らむ魔法の言葉のことも教えてあげよう。

何にもなくても、こんなに楽しい、父が教えてくれた私の原点。

2017.1.16