詩
2023 / 03 / 29カテゴリ:子供
3月まで小2だった息子が学校で詩を書いてきた
ぷぷぷ…と何度見返しても吹き出してしまい
息子に内緒で ここに載せていいでしょうか
・
・
・
「水鳥になったら」
水鳥になったら
びわこの上をすいすいおよぎたいな
およいで も をたくさん食べたいな
でも
一つこわいことがあるな
それは りょうしのあみにつかまることだ
りょうしのあみにつかまったら
ひとたまりもない
ああ こわいこわい
それでも いつでもびわこの上を
楽しくおよぎたいな
.
.
息子に便乗して
自分も詩を載せていいでしょうか
.
子らへ
・
・
・
「木の下で」
晴れた日に 木の下で
忙しなく1秒間に200回翅を動かして
蜜を集める蜜蜂の羽音をききながら ぼくは
そろそろ畑に畝を作らないと とか
さっき拾った鳥の羽根 あの子にも見せよう とか
大きく膨らんだ胸で
のんびりぼくの小さなことを考えている
雨の日に 木の下で
葉っぱに雨があたる
ぼくにあたる雫は冷たい
晴れた日を知ってるぼくは
この景色を別世界にみている
ぼくはこの世界を ひとりで歩いてるんだ
小さくこわばった胸で
大きなことを考えている
大きな木の下で
小さなことと 大きなことを
行ったり来たりしながら
ぼくは
自分の木をそだてている
2023.3.29